6号(2002年発行)所収 “突撃取材!俳優、そして同級生──新井浩文”

ある日、ふと紛れ込んだ映画館で昔の同級生と再会した。
ただ、再会したのは隣の座席ではなく、前方のスクリーンで、だった。
「あ、新井が映画に出てる──!!」
小学生時代を同じクラスで過ごした者と、中学生時代を同じクラスで過ごした者は、中学高校時代の同級生。
その女子2名が、玉砕覚悟で挑んだインタビューというか同窓会というか、かつてない異色の長編記録。
「卓球とマンガを愛する男」が、如何にして実力派映画俳優にまで上り詰めたのか、全ては本書を読めば分かります。



最初は俳優じゃなくて、別にモデルでも何でも良かったんだけど、東京に来てから知
り合った人がいて。それが、荒戸(=源次郎)さんっていう映画のプロデューサー。
バイト先で荒戸さんに「オマエ、俳優やりたいんだろ」「はい」「じゃバイトやめろ」
「えっ? 食ってけないですよ」「飯、食えなきゃ死にゃあいい。そんぐらいでやんな
いとダメだ」って。で、「あ、そっか〜死ねばいいんだあ」って切り替えが出来たの。



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